ミス・サイゴン というミュージカル [芝居 theatre]
東宝帝劇ミュージカル ミス・サイゴン を観てきました。(8月16日(昼))
久しぶりのミュージカル、それも、ミス・サイゴン です(それも、という表現がいいのかどうかはわかりませんが)
というわけで、キャストは、以下の通り。
8月16日昼の部
キャスト(プリンシパル)
キム 新妻聖子
エンジニア 筧 利夫
クリス 原田優一
ジョン 坂元健児
エレン RiRiKA
トゥイ 石井一彰
ジジ 桑原麻希
今回は、キャストに期待していきました。ここ最近、ミュージカルでの活躍が著しい、新妻聖子さんに注目。
あらすじ、これはもう有名ですね。テーマは愛。純粋な愛。確かに、ベトナム戦争という戦争の中で生まれた、アメリカ軍人と現地の女性の愛、そして、その子の悲しい運命の物語であり、やはり、この8月という時期にこのような戦争の悲劇をテーマにしたミュージカルを観ることはいろいろと考えなくてはならないことがあります。
ロシアのグルジア侵攻もその一つです。最近みたヘラルド・トリビューンに載っていた写真は、ロシア軍軍人が乗った戦車(?)が帰還するところの写真でした。それと、このミス・サイゴンの中のアメリカ軍が撤退していく様子(ちょうど、ヘリが登場するところ)がダブってしまうんですね。当然のことなのかもしれないですが、改めてこのようなミュージカルをみると、究極の愛の物語 というキャッチもわかるんですが、戦争の遺した悲劇 というほうがやはり強くなります。
さて、今回のミス・サイゴンはどうだったのか。
2階席だったのがまずかったのか、オケの音が強い。確かに、場の雰囲気を高めたりするには必要なのですが、歌にかぶってしまうのはどうか と思うのです。やはり、ミュージカルは生声が命です。オケの音がこもってしまうのは、帝劇の宿命か、そんな気がします。
そして、注目の新妻聖子さんですが、とても一生懸命にキムを演じています。キムという女性は、一途に生きて、クリスを捜し生きていくわけですが、その一途さが歌に表れています。特に、1幕の最後の歌「命をあげよう」は必聴(CD出しているくらいですからね)。キムを演じるというのは、とても、苦しく、大変な役だと思いますが、新妻さん自身のものにまだなっていないような気がするんですね。確かに、一生懸命歌っている姿は、感動モノですが。もう少し歌に伸びがあってもいいような、そんな気がします。
それでも、2時間45分 楽しみ、そして、前述のように、考えさせられるミュージカルです。単なる、愛 の物語 ではないのが、ミス・サイゴン というミュージカルなんだ、と改めて思いました。
少し辛口を、、、
オーディションを行っているとはいえ、キャスト、特にプリンシパルがあまり変更がないのが残念。キム役は、それぞれが個性があっていいと思います。以前観たミュージカルで、立て続けにソニンが演じていました。ソニンはこれから期待大な俳優の一人だと思います。このキム役はどうなんでしょう。(マズイ、帝劇マジックにはまる!)
固定化された東宝帝劇ミュージカルが、日本のミュージカルの代表の一つとして成り立っていくためには、もう少し冒険も必要なのかな、と思います(これは、キャストだけではなく)
(帰りは雨でした。それが、マイナスかな)
ミュージカルは、後に残るんですよね、歌が、帰りの電車の中も、そして、その後も・・・(ミュージカルマジックというべき???)
久しぶりのミュージカル、それも、ミス・サイゴン です(それも、という表現がいいのかどうかはわかりませんが)
というわけで、キャストは、以下の通り。
8月16日昼の部
キャスト(プリンシパル)
キム 新妻聖子
エンジニア 筧 利夫
クリス 原田優一
ジョン 坂元健児
エレン RiRiKA
トゥイ 石井一彰
ジジ 桑原麻希
今回は、キャストに期待していきました。ここ最近、ミュージカルでの活躍が著しい、新妻聖子さんに注目。
あらすじ、これはもう有名ですね。テーマは愛。純粋な愛。確かに、ベトナム戦争という戦争の中で生まれた、アメリカ軍人と現地の女性の愛、そして、その子の悲しい運命の物語であり、やはり、この8月という時期にこのような戦争の悲劇をテーマにしたミュージカルを観ることはいろいろと考えなくてはならないことがあります。
ロシアのグルジア侵攻もその一つです。最近みたヘラルド・トリビューンに載っていた写真は、ロシア軍軍人が乗った戦車(?)が帰還するところの写真でした。それと、このミス・サイゴンの中のアメリカ軍が撤退していく様子(ちょうど、ヘリが登場するところ)がダブってしまうんですね。当然のことなのかもしれないですが、改めてこのようなミュージカルをみると、究極の愛の物語 というキャッチもわかるんですが、戦争の遺した悲劇 というほうがやはり強くなります。
さて、今回のミス・サイゴンはどうだったのか。
2階席だったのがまずかったのか、オケの音が強い。確かに、場の雰囲気を高めたりするには必要なのですが、歌にかぶってしまうのはどうか と思うのです。やはり、ミュージカルは生声が命です。オケの音がこもってしまうのは、帝劇の宿命か、そんな気がします。
そして、注目の新妻聖子さんですが、とても一生懸命にキムを演じています。キムという女性は、一途に生きて、クリスを捜し生きていくわけですが、その一途さが歌に表れています。特に、1幕の最後の歌「命をあげよう」は必聴(CD出しているくらいですからね)。キムを演じるというのは、とても、苦しく、大変な役だと思いますが、新妻さん自身のものにまだなっていないような気がするんですね。確かに、一生懸命歌っている姿は、感動モノですが。もう少し歌に伸びがあってもいいような、そんな気がします。
それでも、2時間45分 楽しみ、そして、前述のように、考えさせられるミュージカルです。単なる、愛 の物語 ではないのが、ミス・サイゴン というミュージカルなんだ、と改めて思いました。
少し辛口を、、、
オーディションを行っているとはいえ、キャスト、特にプリンシパルがあまり変更がないのが残念。キム役は、それぞれが個性があっていいと思います。以前観たミュージカルで、立て続けにソニンが演じていました。ソニンはこれから期待大な俳優の一人だと思います。このキム役はどうなんでしょう。(マズイ、帝劇マジックにはまる!)
固定化された東宝帝劇ミュージカルが、日本のミュージカルの代表の一つとして成り立っていくためには、もう少し冒険も必要なのかな、と思います(これは、キャストだけではなく)
(帰りは雨でした。それが、マイナスかな)
ミュージカルは、後に残るんですよね、歌が、帰りの電車の中も、そして、その後も・・・(ミュージカルマジックというべき???)
ミス・サイゴン <ミュージカル> ― オリジナル・サウンドトラック
- アーティスト: アレイン・ボウブリル,リチャード・モルトビー
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 1991/03/21
- メディア: CD
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