ココ・シャネル それは時代をつくった人 [映画 le cinema]
今年はココ・シャネル関連のものが目白押し。その中でも、映画が連続して2作封切られ、どっちを先に行くべきか悩んでいると、そのうち終了してしまう、ということで
今回は、シャーリー・マクレーン主演の、「ココ・シャネル COCO CHANEL」を。
CHANEL、というと、フランスの高級ブランドの一つ。しかし、そのブランドの成り立ち、いえ、ココ・シャネルという人、一人によって作り上げられた、CHANELというブランドは、フランスだけではなく、世界中の女性を解放させた。
マクレーンの晩年のココよりも、回想の中でのココ、自立して生きる女性として成長していくココの姿が印象的です。そして、CHANELは、ココの触覚によって成立していったことがよくわかります。はじめは、帽子作り、そして、パフュメ No.5 プレタポルテ。ココの生涯とそれらがリンクしている。本とかをみていけばわかるのだろうけれど、映像としてみると非常によくわかる。
マクレーンの芝居もさることながら、回想の若きココを演じるバルボラ・ボブローヴァ。これが美しい。ほんと美しい。そして、果敢。縛られた女性から解放をしていくココをうまく、そして、勇敢に演じています。
回想に入るところがモノクロになるところが少し安直で、フランスを舞台にした映画なのに、フランス語ではない、というところ。特に、新聞はフランス語なのに、会話は英語というのがいつもの通りぎこちなさを感じるところではありますが、CHANELはただ、人を着飾るためのブランドではない、ということ、それを伝えていることだけは確かです。
次は、COCO anvat CHANEL ですね。ここまできたら。
今回は、シャーリー・マクレーン主演の、「ココ・シャネル COCO CHANEL」を。
CHANEL、というと、フランスの高級ブランドの一つ。しかし、そのブランドの成り立ち、いえ、ココ・シャネルという人、一人によって作り上げられた、CHANELというブランドは、フランスだけではなく、世界中の女性を解放させた。
マクレーンの晩年のココよりも、回想の中でのココ、自立して生きる女性として成長していくココの姿が印象的です。そして、CHANELは、ココの触覚によって成立していったことがよくわかります。はじめは、帽子作り、そして、パフュメ No.5 プレタポルテ。ココの生涯とそれらがリンクしている。本とかをみていけばわかるのだろうけれど、映像としてみると非常によくわかる。
マクレーンの芝居もさることながら、回想の若きココを演じるバルボラ・ボブローヴァ。これが美しい。ほんと美しい。そして、果敢。縛られた女性から解放をしていくココをうまく、そして、勇敢に演じています。
回想に入るところがモノクロになるところが少し安直で、フランスを舞台にした映画なのに、フランス語ではない、というところ。特に、新聞はフランス語なのに、会話は英語というのがいつもの通りぎこちなさを感じるところではありますが、CHANELはただ、人を着飾るためのブランドではない、ということ、それを伝えていることだけは確かです。
次は、COCO anvat CHANEL ですね。ここまできたら。
それでも恋するバルセロナ [映画 le cinema]
バルセロナ、それは、恋の場所である。まだ、頭の中で、この映画のテーマソングが回っている。私たちが思い描く、ラテン気質の陽気な雰囲気、それがスペイン。その中でも、ガウディの建築を随所に入れながら、バルセロナでの恋、愛を描く本作品。さすが、ウディ・アレンである。しかし、バルセロナではなくてはならない必然性はこの映画にはない。どこでもいい。得意とする、ニューヨークでも、ロンドンでも。それが敢えてバルセロナを選んだ、ウディ・アレン。
この映画を通してみると、バルセロナという場所から思い描くラテンの陽気さよりも、ガウディやミロらが創出した、アンビヴァレントな(現代)芸術作品と、人それ自身のアンビヴァレントさを演出するためには、バルセロナなのだ、と思うのです。主人公が恋するのは、芸術家であり、成り行きの三角関係の、それでもそこに調和がとれた関係は、たとえニューヨークであったら、もっといやなものに描かれてしまう可能性があります。しかし、バルセロナ。バルセロナだったからこそ、この映画の、さまざまなアンビヴァレントさは、不安定さのなかでも主張している気がするのです。人はそれぞれ、諸要素が組み合わさっていて、私は私であると。
この映画を通してみると、バルセロナという場所から思い描くラテンの陽気さよりも、ガウディやミロらが創出した、アンビヴァレントな(現代)芸術作品と、人それ自身のアンビヴァレントさを演出するためには、バルセロナなのだ、と思うのです。主人公が恋するのは、芸術家であり、成り行きの三角関係の、それでもそこに調和がとれた関係は、たとえニューヨークであったら、もっといやなものに描かれてしまう可能性があります。しかし、バルセロナ。バルセロナだったからこそ、この映画の、さまざまなアンビヴァレントさは、不安定さのなかでも主張している気がするのです。人はそれぞれ、諸要素が組み合わさっていて、私は私であると。
サマーウォーズ [映画 le cinema]
サマーウォーズ、観てきました。先週。
日テレでやけにCMやってたりするので、気になっていたりしたものですから。
セカンドライフとかそのあたりがもとなのかな。アバター大活躍で、でも、実は、人と人との関係が必要なんだ、という題材的にはよくあるのですが、細田監督の場面展開のうまさが光る映画です。
そして、この映画。長野県上田が舞台です。夏の、ちょうど、甲子園長野県大会の準決勝も同時進行します。実名高校が出てきて、現実感が出てきます。陣内家が中心に進んでいくわけですが、名家中の名家。それと対比するのが、世の中は、ネット社会と密につながり、ネット社会で暴走が始まれば、現実の(アニメのなかですが)世の中も混乱してしまうという、何とも現実味があります。描かれる舞台は、昔のいなかの風景ですが、繰り広げられるのは、完全ネット社会。最後には、花札が出てきて、古い、新しい、との両界を行き来しながら、実は現実の私たちの世界をみてみると、少し恐ろしい気がしてなりませんでした。
休み中の、しかも、お盆中ともあり、隣のハリーポッターに負けると劣らず、満席のなか、観てきた、夏の映画。
最後の山下達郎の曲も、なんか、夏休み、終わるのかな、なんて思わせる、そんな終わり方で、少し寂しくなりました。
日テレでやけにCMやってたりするので、気になっていたりしたものですから。
セカンドライフとかそのあたりがもとなのかな。アバター大活躍で、でも、実は、人と人との関係が必要なんだ、という題材的にはよくあるのですが、細田監督の場面展開のうまさが光る映画です。
そして、この映画。長野県上田が舞台です。夏の、ちょうど、甲子園長野県大会の準決勝も同時進行します。実名高校が出てきて、現実感が出てきます。陣内家が中心に進んでいくわけですが、名家中の名家。それと対比するのが、世の中は、ネット社会と密につながり、ネット社会で暴走が始まれば、現実の(アニメのなかですが)世の中も混乱してしまうという、何とも現実味があります。描かれる舞台は、昔のいなかの風景ですが、繰り広げられるのは、完全ネット社会。最後には、花札が出てきて、古い、新しい、との両界を行き来しながら、実は現実の私たちの世界をみてみると、少し恐ろしい気がしてなりませんでした。
休み中の、しかも、お盆中ともあり、隣のハリーポッターに負けると劣らず、満席のなか、観てきた、夏の映画。
最後の山下達郎の曲も、なんか、夏休み、終わるのかな、なんて思わせる、そんな終わり方で、少し寂しくなりました。
サマーウォーズ 公式ガイドブック SUMMER DAYS MEMORY
- 作者:
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2009/07/29
- メディア: 単行本
サマーウォーズ 絵コンテ 細田守 (ANIMESTYLE ARCHIVE)
- 作者:
- 出版社/メーカー: スタイル
- 発売日: 2009/08
- メディア: 単行本